カードローンのメリットと注意点

通常、ローンといったら、一度お金を借りたら後はそれを毎月返済していくだけになります。例えば、100万円を借りて、毎月2万円を返済して、利息をつけた総額120万円を60回で完済するといったものが通常のローンです。最初の段階で、いくらのお金を借りるか、利息はいくらになるか、毎月の返済額はいくらになるかといったことがはっきりわかります。一方、カードローンでは、限度額というものが設定され、その限度額の範囲内ならば自由に追加融資を受けられます。

例えば、限度額100万円のカードローンならば、最初に50万円だけを借りて、その後返済が終わらないうちにさらに追加で50万円を借りるといったこともできます。そして、借金を完済しても自動的に契約は終了せず、またいつでも限度額100万円までなら追加融資を受けることができます。カードローンのメリットは、この自由度にあります。すぐにお金が必要ではないといった場合でも、あらかじめ審査を受けてカードを1枚作っておくことで、いつでもお金が必要になった時に利用ができます。

しかし、自由度が高い半面、金利は高めに設定されており、借りられる金額も低めになるというデメリットがあります。また、いつでも追加融資ができるので、利息や毎月の返済額の計算が複雑になります。返済シミュレーションをきちんとして、無理のない金額を借りるようにしておかないと、借りすぎてしまって返済が苦しくなるといったことが起きやすいです。便利な半面、リスクも高いので、借りすぎには注意しておかなければなりません。