借金問題を解決することに繋がる債務整理は、何よりも借金をしている債務者にとってメリットが大きいのが特徴です。いろんな種類があり、特に代表格である自己破産は借金がすべてなくなりますが、財産が没収され官報に個人名が掲載されることで、自己破産をしたことが人に発覚される可能性もあります。このようにメリットだけではなく、デメリットも同時に生じしてしまうのが債務整理です。自分の借金の額や保証人の有無などを考慮して、そのメリットを最大限に生かした自分に合った債務整理を行うようにしましょう。

最大のメリットは、債権者からの返済催促の電話が一切止むということです。多くの債務者は催促の電話や訪問に頭を悩ませ、債務者の中にはノイローゼになってしまう人もいますので、無視できない問題です。弁護士や司法書士に依頼して債権者に債務整理をすることを知らせた時点で、催促の電話ができなくなりますので、すぐにでも着手するための準備を整えておくと良いでしょう。催促の連絡が止むだけで、精神的にゆとりが出てきて、自分の借金と真摯に向き合うことができます。

ひとつ誤解しないでほしいのは、債務整理は借金に対して逃げるものではありません。いろんな種類の整理方法がありますが、自己破産にしろ財産を没収されるなどペナルティがつきまといます。どの整理を選んだとしても、今後数年間はどこの貸金業者からも借金ができない状態になり、決していいことばかりではありません。あくまでも自分の借金と向き合うための方法になります。